たとえどんな闇が来ても

ここのところ更新間隔空いてしまいがちですみません。
どうも自分の中で出かかってた結論がくしゃくしゃになっちゃいまして…


いわゆる「J-POP」というくくりの中では、男性アーティスト(ユニット含め)で40代50代になっても第一線で活躍されてる方はたくさんいらっしゃいますが、
女性アーティストとなるとグッと少なくなります。
女性の場合、結婚、出産、子育てといろんなファクターがあるから仕方ないのでしょうが、
それでも根強いファンを持つ女性アーティストって、同性(女性)の支持が厚い、というように見受けられるのは気のせいでしょうか。


男が女性アーティストのファンになる場合、曲が良いだの声が好きだのいろいろ理屈を付けても、
けっきょくはルックスの好み、ということになって(もっと言えば、やっぱり「アイドル」扱い)、
この間まで何とか娘。の○○のファンだった人がZONEに食らいついてみたり、
新しい人が出てくるとそっちへ行ったり。
で、今は某48とか広島出身3人組とか。ありがちなパターンです。


何とか娘。が何のかんの言っても長く生きながらえてるのは、「入れ替え」のたまものです。
入れ物だけあって、中身がどんどん変わっていっても、新しい人に食いついてくれれば作り手としては万々歳。
さすがにその手法も効かなくなってきているでしょうが…


一方「同性のファン」というのは、詞に、曲に、歌声に、あるいはアーティスト自身の醸し出す雰囲気みたいなものに共鳴するのかなぁ、と。
「アイドル」的手法をどんだけ使っても同性のファンは付いてきてくれません。
その替わり一旦目を向けてくれれば、長い目でアーティストを愛し続けてくれるのはむしろ同性の、特に同世代のファンなのかなぁ…と、これは勝手な持論です。


Mステの観覧者は、年末のスーパーライブを除いて女性限定です。理由は知りません。
おそらくJニーズあたりを目当てに来たであろう女性客に共感を得れば、人気の裾野は広がったかも知れません。
しかし、「楽器に飽きたからダンス(確かそんなことを言っていた)」とか、間奏中にラジオ体操、では…ちょっと厳しいです。
「ZONE? あぁあぁ、楽器持ったアイドルの子たちね?」で終わってしまいます。


バンドル≠ガールズバンド


dear re:zoneさんは「バンドル」から「バンドスタイル」への変化が下降の一因と指摘されてますが(乱暴なまとめ方でごめんなさい)、
私は逆の考えで(別にdear re:zoneさんと論争しようというわけではないのですが)、
「バンドル」から「バンド」へのシフトチェンジが曖昧だったことが歯車の狂いに繋がった、と思っています。


ガールズバンドのパフォーマンスをみて、「あ、カッコいい、自分たちも楽器やりたい」という同性同世代のファンが増えてくれればいいのだけど、
さっき書いたように「楽器に飽きたからダンス」と堂々と言っちゃ、なんだ所詮アイドルかと思われてしまうでしょう。


で、バンドとしてある程度成長してきたところでリーダーであり精神的支柱でもあったであろうTAKAYO脱退。
そういう意味では、今まで書いたことひっくり返すようですが、TAKAYO脱退も人気低下の一因ではあったかも知れません。
ただ、TAKAYOが脱退したとは言っても、ZONEファンの4分の1がTAKAYOファン、というわけでもなかったので、
ある程度のファンは出て行ったにせよ、少なくとも「卒業」の売り上げ減は、ある程度想定の範囲内だったと思います。
ただ、再構築後に目指す確固たる道筋を彼女達自身が作れればよかったのですが、
まだ中高生の彼女達にはなかなか難しいことだったでしょう。
不安を残し出航した「第二ZONE丸」は、やがて闇へつっこんでしまいます。


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