August,10years later

さて。
「10年後の8月」1ヶ月限定という形で、3人でZONEで復活したわけですけど、
いろいろ賛否はあると思います。


なぜ4人じゃないのか。あるいは5人じゃないのか。
これについては、「6年前、こういう形で活動を継続し得た」と言うことで、一つの答えにならないでしょうか。
MIZUHOが脱退を決め、最終的には「この4人でないと」と解散を決めた、ということになっていましたが、
現実にはMIYUMAIKOTOMOKAも、「3人で続ける」という意思があったことは、当時のGiRLPOPのインタビュー記事でも確認できます。
最終的には、その記事の言葉を借りれば、揺れた中で「解散」という選択をしたわけです。
あのときのあの決断が正しかったのかそうでなかったのか、答えはありません。
人の思いはその時々で違ってきます。


MIZUHOについては、GiRLPOPのインタビューでメンバーによって語られた状況であれば仕方ないのでしょうが、
それ以前に、自ら身を引いたことでZONEが解散した、ということが、
彼女の心のなかに、重しになっていたかも知れません。
いずれにしても彼女の意思で不参加、ということなら、それ以上掘り下げないのが、
かつてのファンとしてできる唯一のことだ…というとカッコつけた言い方かも知れません。


TAKAYOに至っては、空白期間をおいて独自に音楽活動を始めましたが、その扉を再び閉じてしまいました。
実は、私にとって、TAKAYOに対する思いは複雑なものになってしまっています。
何がきっかけでZONEを辞めたのか分からない。
ソロ活動も、休止か終了かよく分からない。


確かにブログのコメント欄に「再結成しないの?」というような書き込みが何度となくなされ、
読んでるこちらもちょっとそれは…と思ってましたが、
突如MIZUHOが現れれば、そういう声が増幅されても仕方ないことですし、
そういう書き込みが出ることも、最初から予想されていたことです。


結局二人と二人(その時点でTOMOKAはランタイムに復帰していなかった)という状況のまま、
TAKAYO(とMIZUHO)はフェードアウトしてしまいました。


しばらく放りっぱなしだった彼女のブログをチェックしては落胆し…
その落胆は、ブログが更新されないという表面的なことではなく、
何がどうなっているのかも、どうしたいのかも分からない、TAKAYOその人に向いてしまいました。
TAKAYOが辞めるならZONEファン辞めようか、とまで思ってたはずの私も、
ソロ活動開始のライブのために渡道した私も、
もし彼女が活動を再開したとしても、ライブへ足を運ぶことはないだろう、と。


いや、今でも過去のZONEのPVとか見て、TAKAYOの存在感-他のメンバーとはちょっと違う-を感じるんですが、
その「ZONE」が彼女の中で重みになっているのであれば、あるいはぬぐい去りたいものであるのなら、
「ZONE」のファンとしては寂しいし悲しいんです。


むしろ、
テレビなどで「10年前」の話になるたび、
当時自分のいなかった「ZONE」と自分自身を重ね合わせざるを得ないTOMOKAの心中に、
思いをはせたりしています。


表に出てこないことを邪推する気もないし、
久々の新曲を聴いて、改めていろんな思いが浮かんできます。
この8月の、一つの頂点となる来週。
今は「今」を、存分に楽しみたいというのが、私の思いです。
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