いろいろありすぎた年も、大晦日を迎えました。
いろんな価値観をひっくり返すような出来事がおこって、
先の見えない時代になって。
10年前の年末、まだあどけない女の子4人組のバンドが、忙しく音楽番組をはしごしていました。
メインボーカルの子はまだ13才だというのに、しっかりと歌を歌う子だな、と感じて、
でもその時は、それ程度の関心しかありませんでした。
ただ、札幌に住んでて、仕事のたび札幌と東京を往復する、という話を聞き、
北海道好きの私の琴線に触れたこともあり、
大ヒットしたシングルを借りてきて、カップリング曲にその子たちの本性(笑)を感じ取ったりして、
気がついたら、そのバンドのファンになっていました。
「10年後の8月」という歌詞に、歌詞の中の世界という以上の意味を感じることも無く。
「10年後」に、あんなことが起こることなど想像できるはずも無く。
バンドが解散して、
かつてのメンバーも紆余曲折あって、
正直再結成など無いと思っていたし、
再結成して欲しいとも思っていなかった。
……いや、思わないようにしていた、というのが正直なところだった。
それを気づかされた、「10年後」の4月の札幌、8月の東京。
4人でもない、まして5人でもない、それどころか秋には2人になってしまったけど、
彼女たちの歌にたくさんのものをもらったから、彼女たちが歌い奏でるなら応援したい。
それだけは、偽りの無い気持ちです。
彼女たちの歌だけじゃ無く、
いろんなアーティストの曲に、いろんな形でパワーをもらっています。
クルマの中ではCDが鳴り止まない。
出かけるときはウォークマンが必需品。
新しい年にどんな曲に出会えるのか、そんなことを期待しながら、
音楽が持つ力の大きさを信じながら、
新しい年が、平穏な年であることを願いながら、
2011年最後の日記を締めたいと思います。