辞め時

昨夜、大きなニュースが飛び込んできました。
正直、私はサッカーに関しては素人です。ワールドカップについても世間一般並に関心を持っていたに過ぎません。
そんな私ですから、技術的なことは何も語れませんが、彼の残したコメントとか引退を伝える記事を読んで素人なりに色々考えさせられました。


どんなスポーツでも、若くして辞めると「余力を残して…」と言われます。それを「美学」とも。
が、本当に「余力」なんか残っているんだろうか…と思います。
もちろん肉体だけじゃなく、気持ちの面も含めて。
極論かも知れませんけど、「辞める」と決断した時点で、もう「余力」なんか無いんじゃないかな。
だから、「ボロボロになってから」辞めようと、「余力を残して」(いるように見える状況で)辞めようと、どちらが正しいわけでも美しいわけでもない。
強いて言えば、本人の決断が一番正しく、重く、尊いものだということ。
もちろんファンの立場からすれば、まだまだピッチに立つ姿を見たいと言う気持ちは当然でしょうけど。


20年にも及んだ長い旅。
でも、これからの人生の方がはるかに長いです。
新たな旅が、実り多きものになるよう願っています。