ふるさと

自分にとっての「ふるさと」ってどこなんだろう?と時々思います。
生まれたところなのか、育ったところなのか…
結局は、自分の思い入れ次第なのかも知れません。
私は東京で生まれ、小学校入学の直前に愛知県に来て今に至っています。
東京にいた頃の記憶は結構鮮明に覚えてますし、幼い頃とはいえそれなりに思い出もあります。しかし、「ふるさと」という自覚は自分の中にはあまりありません。
では、今住んでる愛知は、というと…
大学は地元、就職先も地元を選んだくらいだから、その時はそれなりに愛着を抱いているのかな、と思ったんですが、
正直、いまではネガティブな感情しか持てません。


ちょっと話がそれますが、
親戚の家を土地の名で呼ぶ事ってありますよね?
「大阪のおばあちゃん」とか、「横浜のおじさん」とか。
今住んでる愛知県のとある市には、私が東京にいるときから父方の親戚(というか実家)がいて、土地の名がその親戚の家のイメージと強固に結びついていました。


もう半年近く前、その親戚の家でちょっとした事件というかゴタゴタがあって、
私もそれに巻き込まれて、精神的に参っちゃって、一時は医者に睡眠薬貰ったり。
その時は、もうこんな街出てどこか遠くへ行こうと本気で思ってました。
またいつ何時ゴタゴタが起こるか分からないし、そのたびに巻き込まれるのはゴメンだし。
勤め先もこの街なんで、だったら仕事も辞めようか、とか。先の見通しなんにも立てずに。
結局、そのうち仕事が忙しくなったんで、自分の思いをうやむやにしたまま時間が過ぎていったんですが、あれ以来、心から楽しいと思ったこととか、心から笑ったことがありません。
あえて言えば、7月に北海道行ったときくらいでしょうか。気持ちが安らいだのは。


そんなこともあって、今住んでるこの街にどうしてもいい印象を抱けません。
この街のせいではないんですけどね。


「ふるさと」のことを誇らしく語ってる人を見ると、うらやましく思います。