思い出(1)

初めてメンタルクリニックの門をたたいたのは、3年前のこと。ちょうど今頃だったかな。
ただし、その時はうつ病じゃなかった(と思う)。
身内のごたごたに巻き込まれてココロが疲れたところに、急な大きな仕事で忙しくなって土日もなくなった。
何とか確保したい貴重な睡眠時間に、眠れなくなった。たまに頭痛とイライラも。


しばらく我慢していたけど、誰かにすがりたくて、
電話帳のページを繰り、とあるメンタルクリニックに電話した。


クリニックに入るとき、最初はおそるおそるだった。
中はどんな様子なのか、どんな人が来てるのか…
おまけにクリニックは街中(駅前)にあるので、他人の目も気になった。
今思えば、田舎にある方が目立つんだけど。


入ってしまえば、インテリアはとてもリラックスさせてくれるものだったし、
待合室の配置や患者の動線が良く考慮されていて、
極力他の患者と目を合わせないように出来ている。
ちらっと見た感じでは他の患者さんもごくごく普通の人。


初診と言うことで、別室で看護師さんが今までの経緯などを聞き取り。
しばらくして診察。
その時には不眠と頭痛以外にこれといった症状もなかったので、
軽い睡眠薬と頭痛薬を処方され、それでも症状に改善が見られないようなら他の薬も考えましょう、ということになった。


結局、薬のおかげで睡眠は最低限とれるようになり、目の回るような忙しさも何とか乗り切れた。
身内のごたごたも、取りあえずは落ちついた。
自然と症状は消え、しばらくクリニックに足を向けることはなくなった。
(続きます)


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