君が道を迷う時は 僕が先を歩くよ


MAX200,000までになると、これまたかなりグラフの印象が変わります。
最初に出したグラフなんて、飛び抜けた1つを除けばドングリの背比べに見えます。
こういうことは得てして社会のあちこちで使われる手段です。
グラフは真実を語りますが、グラフを使う人が真実を語るとは限りません。


さて、ここのところ相次いで初めましての方がコメントを寄せてくださって、
嬉しいのと同時に、改めて初心に戻らないと…と思ってます。
mixiとここと掛け持ちで書いてますが、「内容は別」と言うことと、「ここをおろそかにしない」ことは遵守しているつもりです。


で、本題です。
2003年。ZONEメジャーデビュー3年目。
北海道ローカルながら初のレギュラーTV番組(ぞーんぽた〜じゅ)を受け持ったり、
新生「鉄腕アトム」の主題歌に抜擢されたりと、そこそこのスタートだったと思います。
アトムの主題歌は「true blue」。
前奏部分で楽器持ちながら踊ったりと、バンドル路線を彷彿とさせますが、
彼女たち自身は「等身大」の歌だと語っていました。
(ただ、一人のメンバーにとっては本心ではなかったようですが)


鳴り物入りで復活したアトムも、実際にはそれほどのインパクトを世に与えた感じはありませんでしたし、
あの「空を超えて〜」じゃないのか、と苦情殺到、などという一部マスコミのネガ報道もありましたが(今でも忘れないぞ、報○)、
初動58,747枚、累計142,840枚は、ほぼ「夢ノカケラ…」並み(累計では上回り、secret baseについで売れたシングル)。
コアなファン層以外にもある程度浸透したということは、やはりアトム効果はあったと言うことです。
で、この勢いを次につなげて…と行きたいところだったんですが…
2ndツアーへの準備のため休止、という名目で「ぞーんぽた〜じゅ」は事実上打ち切られてしまい、なんとなく勢いをそがれてしまった感があります。


そして、ツアーを控えた7月、10枚目のシングル「H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜」。
10枚目だから「10万枚完全限定生産」。ちょっと意図が不明。


考えても見てください。
「true blue」はともかく、その前の3作品が10万枚がやっと、という状況なのに、
「10万枚限定」なんて大した意味はありません。
わざわざ蓋をしてしまうようなものです。
タイアップもなく、初動43,158枚、累計77,451枚。ほぼ「白い花」の水準に戻ってしまいました。
完全に勢いをそがれました。


10月、「僕の手紙」リリース。
最初のグラフを載せたとき、KAZEさんがこうおっしゃってました。「(僕の手紙が)意外に低い」と。
確かに初動39,746枚、累計71,478枚。
初動がとうとう4万を割ってしまいました。
それでもオリコン最高位2位、というのは、売った週がよかったのか、すでにCDそのものが売れない時代になってきていたのか。
初回盤A、初回盤B、通常盤…というえげつない売りかたをすれば(善し悪しはともかく)、枚数は多少は稼げたのでしょうが…
一応「HEY!×3」のエンディング、という微妙なタイアップがつきましたが、
肝心な番組には出してもらえませんでした。


以前どこかで、「売り上げが10万枚を割ると、あっという間に5万がやっとになる」という記述を見た記憶があって、
どこだったっけとうろうろしていたら、ここでした。
ここはハ○プ○やらえーけーびー何とかの記述が中心ですが、
たまたま神話時代のZONEについてのコラムが検索に引っかかったので、ついでに読んでたんだと思います。


特に明確な根拠はありませんが、なんとなく経験則的にはありかな、という感じはします。
ズルズルと、スポットライトの中心から外れていきはじめた、2003年。
個人的には、「白い花」から「僕の手紙」までの4枚のシングルはどれも曲調こそ違え大好きな曲で、
特に2003年の3曲はどれも、これぞZONE、と思いたくなるような曲達でしたが…
でも、あるメンバーにとってはそうではなかったようです。


11月も終わりに、この年で3度目となる「紅白」決定。
しかしそれは、「オワリノハジマリ」でもあったようです。

TOUR ASTRO GIRL 2003―ZONE写真集

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