試練

昨日に続き、MARIAの「つぼみ」について。といっても曲そのもののことではありません。
ちょっとシビアな話を。


オリコンデイリーランキング、「つぼみ」は初日に20位に入ったものの、2日目にして20位圏外落ち。
前作「小さな詩」は7位→7位→17位→4日目以降20位圏外でウィークリー10位。
順位もさることながら、枚数も前作に比べかなり減らしていると思われます。


HIGH-JUMPの会員BBS見ていたら、近くの店に売っていなかったという声がありました。
売店にすれば、売れるかどうか分からないものをたくさん仕入れたくはない、という思いもあるでしょうし、
メーカー側も、過剰在庫は避けたいという思惑があるでしょうし。
大都市の大型店ならともかく、郊外や地方や小規模店では予約分しか手に入らないことも不思議ではないのかも知れません。寂しいですけど。


それでも固定ファンなら、予約して確実に手に入れることを考えればいいんですが、
テレビやラジオで初めて曲を聴いた「一見さん」が「あ、この曲いい」と思ってお店に行っても置いてない、という状況はつらいです。
もっとも今回、テレビの音楽番組への出演はありませんでしたが。


売れる売れないは関係ないなんてのは綺麗事であって、レコード会社も事務所も、そして当のアーティストも食っていかねばなりません。
本当の意味でのインディーズでやっていくなら別ですが。
事務所はともかく、ソニーミュージックにとってはMARIAは星の数ほどいる契約アーティストのなかの一組に過ぎない、というのも現実です。
かつてZONEのMIZUHOがインタビューで、「3枚目で売れなかったら云々…」みたいなことを(直接か間接的にかは分からないが)言われた、と語っていました。
結果次第で周囲の態度も対応もがらっと変わる、そういう世界です。
おそらくMARIAのメンバーも、そのことは重々承知していると思います。


じゃどうすればいいのか…分かりません。
分かりませんけど、ただ言えるのは、「いい曲を作れば売れる」なんて簡単かつ抽象的な考え方は現実には通用しない、ということ。
以前も書きましたが、売るには「仕掛け」も必要でしょうね。


うーん、なんだかシングル発売早々、しかもツアー直前なのに暗い内容…(苦笑)。