笑顔、涙、溢れる思い出

もういい加減にZONE記事も終幕までたたみかけていかないと、
他からいきなり飛んでこられた方はぱっと見ここは鉄ヲタブログかと勘違いされませんので。
いや鉄ヲタであることは否定しないんですが。


9月24日(…もうそんなに前か…)の日記の最後の、初回アナザージャケット使用だった「secret base」「夢のカケラ…」「卒業」の共通点について。
kokoさんから、転換点ではないのかという意味のコメントを頂きました。
確かにそうなんですが、より明確なポイントがあります。あくまで私の私見ですが。

「大爆発No.1」の惨敗を受けた、勝負曲だった「secret base」。
2週目以降パッとしなかった「世界のほんの片隅から」の後、1stアルバムとの同時発売に踏みきった「夢のカケラ…」。
TAKAYO脱退によるバンドの推進力低下をなんとか防ぎたかった「卒業」。


失敗の許されない曲達、でした。


だからなりふり構わず、複数買いするであろうコアなファンにすがった、と見えます。
特に「GOOD DAYS」→「大爆発No.1」の急落は、ソニーにとってもショックがあったのでしょう。
だからメンバーの耳に、「3曲目ダメだったらどうこう」という話が、なかば意図的に流れてきたんだと思います。


「secret base」がタイアップとの相乗効果、そしてMステをきっかけに一気にブレイク、
年末の各種音楽特番や紅白出演で、ZONEを認知させる曲になりましたが、
その狭間に挟まってしまい、しかもバンドスタイルを捨てた「世界のほんの片隅から」。
このままでは一発で終わってしまいかねない。


だから、5枚目のシングルは、「secret base」のアンサーソング、というコンセプトをとり、
「secret base」も収録された1st(ミニ)アルバム・「Z」との同時発売、という手を打ち、アナザージャケット仕様、
しかもセット購入でミニブックレット進呈、というおまけを付けた…私にはそう解釈できます。
事実、はじめて私が買ったZONEの作品が「夢のカケラ…」と「Z」でした。そういうファンは多かったことでしょう。


さて、'03年12月31日をもって、リーダーTAKAYOがZONEを離れます。
今でも「TAKAYO在籍時の」という条件付きのZONEファンがいらっしゃるくらいです。
実質的に12月後半には「新生」ZONEは少しずつ動き始めていたようですが、
TAKAYOの代わりにTOMOKAが入ってどれだけファンに受け入れられるかは未知数だったことでしょう。
あえて歌番組で「当てフリ」をも放棄し…これは個人的にはやり過ぎだったと思いますが…
「新生」を強調し、リーダーの脱退というマイナスなニュースをなんとか振り払いたかった。
そこでまた、アナザージャケットの登場です。


「思ったほどTAKAYO脱退が売り上げに影響しなかった」と主張したくてはじめた記事なのに、
「卒業」はアナザージャケット投入、しかも前作より減…では私の主張と矛盾している、という気もしますが…


というところでちょっと混乱して、更新が滞り気味になった、というのは言い訳です。


ただ、実際、フルコンプ目指して複数買いした人ってどのくらいいるんでしょうね?
「secret base」は別にしても、「夢のカケラ…」「卒業」の2週目以降の枚数を見ていると、
ZONEに関する限り、アナザージャケット投入の効果は限定的だった気がします。


最近は初回盤2種類とか、通常盤には初回盤に入ってないものが入ったりといろいろですね。
それだけ売る側も必死なのでしょう。
買うに値する作品がなければ売れない、との意見もありましょうが、
どこかで拾ってきたMP3ファイルだけで満足してしまう人にとっては、良曲だろうが駄作だろうが音楽なんてただのデータ、消耗品なのかな、と、
少し寂しく思います。


ちょっと寄り道っぽい記事になりました。
いい加減ペース上げないといつまで経っても終わりませんので、
なんとか今月中には…って以前も同じようなことを書いた気が…
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