いつだって思い通りには いかないこともある

フェンダーのアーティスト記事によれば、真家氏が「それ」を知らされたのは、1月26日。
ランタイムさん祭りの3日後です。
今は無き「GIRL POP」誌で、ずっとインタビューを通じてZONEを見守り続けてきた竹内美保さんが「それ」を知ったのが、
同誌Vol.73のラストインタビュー記事によれば2月5日。


いずれにしても今回は、情報統制がうまくいっていたようです。
さすがに解散ともなれば、ソニーミュージックもゴシップライターに情報が漏れるようなヘマだけは避けたかったと見えます。
5年目のデビュー記念日に、解散の発表。


MIZUHOが脱退を申し出たのが、そもそものきっかけだという。
じゃなぜ脱退か…竹内さんによるインタビュー記事…おそらく解散発表後文字に起こされた、まとまった形の唯一のインタビュー…によれば、
「好きでやって」たことが、「好きなことなのかやらなきゃいけないことなのかわからなくなって」、悩み、足を止め、こういう決断に至った、という。


「ここから」をお読みの方はご存じでしょうが、過去にも同じようなことはありました。
でもその時は、ツアーを控えていた頃。スケジュールに押され、脚を再び動かさざるを得なくなって、再び彼女は走り始めました。
しかし今回は…
前に書いたダイアモンドホールでのMIZUHOの言葉にちょっと引っかかって、少し嫌な予感はしたのですが、
そのころからMIZUHOは、「ZONEのMIZUHOの未来像」を描けなくなってたのかも知れません。
実夕ソロモードになって時間が空いたことで、彼女にとって「考える時間」が増えてしまったことで、逆推力が増してしまった…
あくまで想像ですが、そんな感じがします。


テレビなどではとにかくハイテンションなMIZUHOでしたが、
ふっ、と真顔になったとき、何か陰を感じる、そんな印象も時折抱きました。今だからこそそう思えるのかも知れません。


TAKAYO脱退でリーダーに昇格した彼女でしたが、
別にリーダーといっても、引っ張っていこうなどと考えずに自然体で今まで通り走っていけばよかったのでしょうが、
シングルの売り上げが下降局面にあった当時(前にも述べましたが、メンバーチェンジは大きな理由ではないと個人的には思っています)、
テレビでは相変わらずハイテンションで振る舞いながらも、リーダーとしてZONEをどう舵取りしていくかいろいろ考えていたことでしょう。
たった1曲のヒットで周りの対応がころっと変わる、そんなことを彼女も身をもって知ってますから。


日本レコード協会 各種統計 音楽ソフト種類別生産数量の推移


これを見る限り、シングルの売り上げはZONEが活動していた4年間で急落しています。
以前掲載したグラフを合わせて考えると、ZONEもそれなりに健闘してたんじゃないか、と思うんですが、
オリコンの順位もパッとしなくなってきていたことは確かです。
絶対的な「枚数」と相対的な「順位」。
それをどうとらえるか、人それぞれでしょうが…
売れる人とそうでない人の差が大きくなっていた、んでしょうか?
私にはわかりません。
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